パリの夏の風物詩 マンタロー
夏になると、カフェで上の写真のごとき毒々しいほどグリーンの飲み物をみかける。
これはミント水、Menthe a l'eau 続けて発音すると「マンタロー」になるわけ。
水、またはミネラルウォーターにミントシロップを入れただけ。
リモナード、つまり甘いソーダ水で割ったものは Diabolo mentheという。
70年代に同名の映画があって、英語タイトルは「ペパーミントソーダ」。
この映画、テレビの「思い出の名場面集・あの子役たちは今」みたいな番組でちらりと見たけれど、
一見 オリーブ少女御用達といった雰囲気。当時の日本のティーンエイジャーに受けそうな感じだが、
なぜ日本で公開されなかった(私の知る限り) のだろう。 実は私もちょっと観たい。
私はマンタロー派で、妹はディアボロマント派 。一緒にカフェで注文したとき気づいた
こと。ミネラルウォーターを注ぐと、単にシロップを薄めただけの色になるが、
リモナードで割ると微妙にだけど、黄緑よりの色に変わる。
注ぐ前はどちらも無色透明なのに、化学反応か?
ペリエで割るのも好きだ。これもペパーミントソーダではあるが、
Diabolo mentheとは言わない。Menthe a Perrierとも言ってなかったな。
ギャルソンは単にPerrier menthe、と言ってた気が。
うちの子供もマンタローが好きだが、これはカフェに入ったときの飲み物
として家では作らない。うちの子は私が小さいときそうであったように
かなり水分摂取量が多い。幸い一番好きな飲み物は水で、次点はおそらく麦茶。
ジュースはあれば飲む、といった感じ。でもミントシロップがあれば、
しょっちゅう欲しがるであろうので、家には置かないことにしている。
子供ができる前は結構、このシロップは常備してあったが。
・・とマンタローについてとりとめもなく語ってみましたが。
今年は、初夏は暑い日が多かったけれど、8月に入ったら涼しくて
過ごしやすくはあるけれど、やっぱり夏なんだからもう少し暑くてもいいかな。