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風邪の効用 久し振りに風邪を引き寝込みました。……と私がこんな事を書くと「なんだ、健康のためにどうのこうの言っていても、風邪を引いて寝込むのか〜」という声が聞こえてきそうです。しかし当の本人は「やっと風邪を引いた」とホッとしているのです。もちろん負け惜しみではありません。 数年前に出会った本『風邪の効用』には、「風邪は万病の元」とは正反対の事「風邪は万病を治す治療行為」なのだと書かれています。 著者の野口晴哉氏は1911年生まれ、17歳で「自然健康保持会」を設立し、整体・気を使い治療をしていました。1956年に「社団法人整体協会」を設立し、治療はやめ、体育的教育活動に専念し、1976年に他界しています。 さて、今回私は『風邪の効用』を参考に、風邪と過ごしました。熱は38度ちょっとまで出、喉が痛く水を飲むのも大変でしたが、風邪薬を含め、薬は一切使っていません。現代医学の薬というのは、熱を下げる、痛みを取る等、単なる対症療法です。多くの人が熱が下がり、咳が止まり、痛みが消えると「病気が治った」と勘違いしていますが、実はあまり治っていないのです。 発熱、咳、鼻水などの諸症状は、ウィルスや病原菌に対する生体防御反応です。体温が上昇すると、ウィルスや病原菌は増殖する速度が鈍るとされていますし、白血球がばい菌を食べる力は高まります。これらの反応がうまく進むと、自然治癒に向かうのです。逆に熱を下げてしまうと、ウィルスや病原菌の力が増し、増殖を繰返し、肺炎や脳炎などを引き起こしてしまう事もあるのです。 今回の喉の痛みに関しては、炎症を起こしてしまった原因が分かっていましたので、炎症が治まるまで待つしかないと諦め、ハチミツを舐めていました。久し振りにやった仕事の後遺症なので仕方がありません。 薬を飲まずにどうしていたかと言いますと、体を温め寝ていました。毛布を1枚増やし、暖かいうどんなどを食べ、ショウガを入れたお茶や梅醤番茶を飲み、自然な物質から作られているビタミン剤、プロポリス、ローヤルゼリーも飲みました。水分補給にも気を付けました。 野口晴哉氏によると、「熱が高い時はいくら動いても良いが、高熱の後平温以下になったら安静にし体を休めねばならない。下痢をしているうちは食べてもよいが、終わったら一旦慎む。風邪を経過するのに働いた処に休みを与えると、後は丈夫になる。」との事です。 私の場合高熱ではありませんでしたが、やはり平温以下の時期がありました。ただその時期にお客さんがあり、食事の用意、買い物をしなくてはならなかったので、うまく休められなかったかもしれません。次回は是非最後までうまく経過させたいと思っています。 「風邪は治すものではなく経過するもので…」「風邪が経過して、体がサッパリとしないのは、経過が下手なのです。」「風邪は体の洗濯のようなものであって、体の偏り疲労を除去する自然の方法です。病気視しないで風邪が経過した後の体を丁寧に見ればこのことが判ります。」 また、体が鈍っている人は風邪を引かないとも言っています。風邪を引けない人は、癌や脳溢血、肝硬変などを身につけてしまうようで、「神経痛でも、リューマチでも風邪を引くと治ってしまう。癌でも、血管硬化でも風邪を引けば良くなる。だから風邪を引くうちはそう体はボロなのではない。」のだそうです。 興味のある方は是非一度『風邪の効用』を読んでみてください。整体や「気」を使う治療法が随時書かれているので、少し難しいかもしれませんが、まずは基本的な考え方を読み取ってください。今この本は、1962年に全生社より刊行されたものを、もとの講義にもとづき再構成し、ちくま文庫から出版されています。 私は、代替医療、自然療法などの本をよく読みますが、どの著者も自然治癒力、免疫力をとても大切な事と考えています。みなさんも普段から免疫力を高めるような生活を心がけ、ご自身の自然治癒力を信じてみてはいかがでしょうか。 戻る
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