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蜜蜂の話と養蜂生産物
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巣箱の中[dans la ruche ドン・ラ・リュッシュ]
 蜜蜂の社会は完全に分業化されています。ちょっと巣箱を覗いてみましょう。
 一つの巣箱に女王蜂は一匹しかいません。女王蜂が若い時は別として、巣箱の中の蜂はすべてこの一匹の女王蜂の子供です。寒い冬以外は毎日1500個〜2000個もの卵を約4年間(寿命)産み続けます。
 女王蜂は、卵を産み分ける事ができ、受精卵は雌に、未受精卵は雄になります。雄蜂は200〜400匹(冬は減る)いますが、雄蜂は女王蜂と交尾すると死んでしまいます。
 働き蜂(全て雌)は、若い頃は巣の内部で掃除や育児などの仕事(内勤)をし、後半は花蜜や花粉を集める仕事(外勤)をします。内勤蜂も外勤蜂も25000〜35000匹ずついます。働き蜂の寿命はわずか30〜40日ですが、冬場の仕事が少ない時期には150〜180日となります。
 巣箱の中の巣房(6角形のいわゆる蜂の巣)には、幼虫が30000〜40000匹。卵が9000〜12000個あります。食糧となるハチミツ、花粉も貯えられています。



ハチミツ[miel ミエル]
 原料は主に花の蜜です。働き蜂が採集してきた花蜜は、巣房に運ばれます。巣の中は34℃前後あり、花蜜の水分はどんどん蒸発し、2〜3日で20%以下に濃縮され、熟成します。これがあの美味しいハチミツです。内勤蜂は、ハチミツの入った巣房に蜂蝋(はちろう)で薄い蓋をし、水分の吸収や微生物の混入を防いでいます。
 ハチミツは蜜蜂のエネルギー源となります。

主な成分◎と効用☆
ブドウ糖、果糖、ミネラル(カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン他)ビタミン類(C、B1、B2、ナイアシン、葉酸、パントテン酸他)
消化吸収が良く、すぐにエネルギーに変わるので「疲労回復」に効果(即効)があります。また体内のミネラルを奪わずにエネルギーになるので、「病中・病後の体力回復」にも適しています。
上白糖と違い、カルシウムを奪うことが無いので、骨や歯の発育にも良い食品(糖分)と言えます。(黒砂糖はハチミツに勝るとも劣らない素晴らしい食品です。)
その他、「老化防止」「成人病」「貧血」「整腸作用」「二日酔いの回復」「咳・ノドの痛み」「唇の荒れ止め」に有効です。美容効果もあります。



花粉だんご[pollen ポレンヌ]
 外勤蜂は花蜜を採集する際、花粉も集めます。そして巣に戻る飛行中に、少量の花蜜と混ぜ合わせ花粉だんごを作り持ち帰ります。巣の中で内勤蜂はこれを噛み砕き巣房に押し込み、ハチミツを塗り保存食として貯えます。
 花粉は蜜蜂の大切な栄養源です。

主な成分◎と効用☆
たんぱく質、多種類のビタミン・ミネラルがとてもバランス良く含まれています。
栄養のバランスが良い事から、完全食品と呼ばれ、民間療法にも使われています。「体力増強」「滋養強壮」「動脈硬化」「便秘・下痢」「前立腺障害」「慢性リューマチ」「眼精疲労」その他、多くの症例に効果が認められています。



ローヤルゼリー[gelée royale ジュレ・ロワイヤル]
 原料は花粉です。育児役の内勤蜂は花粉を沢山食べ、体内でローヤルゼリーを作ります。このローヤルゼリーのお陰で女王蜂は長生きし(働き蜂の約40〜50倍)、卵を沢山産むことができるのです。

主な成分◎と効用☆
たんぱく質、糖質、脂質がバランス良く含まれています。また、脂肪酸の10‐ヒドロキシデセン酸(ローヤルゼリーの良否の検定のためにこの酸の含有量測定を行っている)と10‐ヒドロキシデカン酸が多く含まれているのが特徴です。
「抗腫瘍作用」に関し、マウスによる実験で大きな効果が確認されています。
ある種の「自律神経失調症」に効果があり、特に「更年期障害」には高い効果が認められています。
悪性腫瘍の化学療法・放射線療法の際にローヤルゼリーを使用した臨床試験においても良い結果が得られています。(赤血球・血色素・血小板・白血球減少の抑制。悪心・食欲不振・倦怠感発生の抑制等)
「頭重」「倦怠感」「食欲不振」「無気力」等の改善にも有効ですし、増血効果もあるそうです。
※いずれの臨床試験においても、副作用はまったく認められていません。



蜂蝋(はちろう)[cire d'abeilles シール・ダベイユ]
 巣房の材料ですが、巣を蜂蝋で作るのは蜜蜂だけです。アシナガバチやスズメバチの仲間は、木の葉や樹木の表皮等を唾液と混ぜて巣作りをします。
 働き蜂は、体内でハチミツを生化学的に変化させ、腹部から蜂蝋を分泌します。1gの蜂蝋を作るのに約10gのハチミツが必要だと計算した研究者がいるそうです。

蜂蝋の利用
ローソク(融点が64℃と比較的高く、黄色または淡黄褐色で、ほのかな香りがあります。)
木製家具用ワックス(バロ・フリュラン)。木に栄養を与え、艶を出します。香りも良いので、テーブルにも最適です。
プロポリス軟膏(バロ・フリュラン)に含まれています。皮膚を保護すると共に、保湿効果もあります。



バロ・フリュラン製品の紹介はこちらです。


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プロポリス

 プロポリスとは、蜜蜂が採取した植物性樹脂類と自らの分泌物とが混ぜ合わされてできた膠状物質です。

 一つの巣箱の中には、3万匹以上の蜜蜂が住み、中の温度は35℃以上にもなり、微生物がとても繁殖し易い環境となっています。しかし「衛生係の蜂」が樹木から強い解毒作用のある物質を集め、自らの分泌物と混ぜ合わせて巣に貼り付け微生物の繁殖を防いでいるのです

 プロポリスは、紀元前2000年頃からエジプトで細菌の増殖を防ぐために使われていました。ヨーロッパを中心に、抗菌、抗炎症作用を示す民間薬としても用いられてきました。そして今また、自然科学の世界で生物学的な効果が見直されて来ています。

 プロポリスの研究はまだ進んでいるとは言えませんが、今の時点で解っている事をご紹介します。


@ プロポリスには抗酸化作用を示す化合物(フラボノイド等)が多く含まれている。フラボノイドには、脆弱化した毛細血管を正常に戻す作用、抗炎症、抗アレルギー、止血作用、活性酸素を消去する働きがある。
A プロポリスには消炎、鎮痛作用がある。飲用しても塗布してもよい。例えば、比較的小規模の火傷の場合、すぐに直接患部に塗ると、痛みが早く取れ水膨れにもなりにくく、治りも早い。また、プロポリスの飲用により肝炎に劇的な効果を示した例もある。
B プロポリスには抗菌作用があるが、その作用は比較的弱く、抗生物質というよりも、バクテリアに対する抗血清に近いような働きをする。この効果(抗生物質的)が強すぎると、腸内細菌も殺してしまうことになり、色々と不都合が生じるが、プロポリスを長期間飲用してもこのような例は特にみられない。抗生物質的効果があることは認められている。
C まれにプロポリスアレルギーの人がいる。(この様な人も少しずつ飲んでいくと、アレルギーは無くなる。と書いてある本もあります。)



《まとめ》

直接塗布の場合
口内炎、喉の炎症、歯肉炎、歯槽膿漏、水虫、痔疾(同時に飲用してもよい)、重度に至らない火傷、床ずれや各種の皮膚病

飲用の場合
少量 健康維持、疲労回復
中程度の量 潰瘍や炎症性疾患の改善、リューマチ、糖尿病、高血圧等の症状の緩和
比較的多量 リンパ球の活性化を介する免疫力増強、身体に活力を与える、抗ガン剤や放射線照射に伴う副作用の軽減、毛髪の強化(毛髪に関しては個人差がある


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バロ・フリュランのハチミツとプロポリス

 バロ・フリュラン養蜂園は、フランスのピレネー山脈(フランスとスペインの国境にある山脈)にあります。ここで生産されるハチミツとプロポリスはフランスでも数少ないABアーベーマーク付きの製品です。

 バロ・フリュラン養蜂園は、公害の無い、自動車道路からも遠い山の中にあり、化学薬品も砂糖も一切使用せず、巣箱にも化学処理をしていない木を使い、蜜蜂を飼育しています。この蜜蜂達は、素晴らしい自然環境の中で、花の蜜や花粉、そしてプロポリスの元となる樹液を集めて来るのです。

 ABアーベーマークとは、厳しい規制の元に有機農法で作られた食品(野菜・果物・食肉等)、またABの材料を95%以上使って作られた加工食品、に対してフランス農林水産省所属の政府公認機関が認めた物のみに付ける事が出来るマークです。

バロ・フリュラン製品の紹介はこちらです。


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