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旅行記 蜜蜂編 その1 2003年4月11日

 Pâque[パック](イースター)休暇に、ピレネー山中のCauterets[コトゥレ]という町に行って来ました。
 蜜蜂に会うために……

 パリ・モンパルナス駅からTGV[テージェーヴェー](新幹線)に乗り5時間40分。降り立った駅はLourdes[ルルド]です。ここから更に、国鉄バスでスペイン国境方向に45分行くと、ようやくコトゥレに到着します。

 バスは途中から山道に入って行くのですが、とても懐かしい感覚を味わいました。異国情緒(日本から見て)たっぷりのアルプスとは違い、道の両側に山が迫り、いたる所に大小の滝があり、谷底ではGave[ギャヴ](ピレネー山中の谷川・渓谷)が水しぶきを上げ、まるで「日本のどこか」という感じだったのです。


 コトゥレの標高は932mあり、町の中央を流れるギャヴは、常にゴーゴーとすごい音を立てています。山に囲まれたこの町には、摂氏70度以上の温泉が湧き、そのお湯を利用した療養所があります。
 しかし、日本の温泉地とは違い、一般人用の温泉風呂は無く、私達は、お湯につかる事はできませんでした。残念。

 町から出ているロープウェイに乗ると、約10分で標高1000〜2350mのスキー場に行く事ができます。また、登山口もたくさんあり色々なコースを選べます。次回は是非ハイキングの用意をして来て、少し歩きたいなと思いました。


 さて、今回の旅の目的はスキーでも登山でもなく、BIOの蜜蜂に会うためです。まずはこの町にある、バロ・フリュランのブティックに向かいます。


 店内は清楚で可愛く、ハチミツやプロポリスの香りが漂っています。入って左側の窓の近くに、小さな養蜂箱が置かれ、子供達が覗き込んでいました。この巣箱はガラス張りになっているので、蜜蜂の様子がとても良く分かります。

 挨拶に来てくれた養蜂家のカトリーヌが色々と説明してくれました。まずは女王蜂探し。最初に見つけたのは我が夫でした。彼女曰く「子供が最初に見つける事が多いのよ」……。女王蜂は常に歩き回り、いかにも「ここは私のお城よ」と顕示しているかのようでした。

 冬を越し、まだ春とは言えないこの時期、彼女等の食糧は底をつき、巣は空っぽです。「今晩ハチミツをあげなくては」との事。実は蜜蜂達には、4月とはいえここはまだ寒すぎるのだそうです。このミニ養蜂箱は良く出来ていて、パイプで窓の外と繋がっています。暖かくなり、蜜のある花が咲けば、自主的に花蜜や花粉を探しに飛び立って行くのだそうです。

 ようやくお客さんが途切れ、お店を任されているダニエルとも挨拶を交わしました。カトリーヌと彼女には、パリで年に一回行われるBIOの催しの時にお会いした事があり、コトゥレでの再会を喜び合いました。

 お二人と話をしている内に、分かった事があります。ここコトゥレ近辺に養蜂箱を設置するのは、もう少し暖かくなってからなのだそうです。という事は「私が会いに来た蜜蜂達は今いづこ……」はたして会いに行けるのでしょうか? 
つづく



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